運ぶ〜条件の悪い砂浜でも船を下ろす、水辺が遠くても一人で運搬可能な船〜

4輪式タイヤ 2輪式タイヤ 前輪ドーリー 水辺の上架 


4輪式タイヤ

パーフェクターの4輪式タイヤは「一人で車に積み下ろし」「水辺まで移動」「条件の悪い砂浜でも使用」この3つの条件を全てクリアできるものです。

現在、利用できる漁港のスロープは非常に少なく、出航場所のほとんどが砂浜です。
PFは早くから船にソケットを取り付け、使用時だけタイヤをはめ込むシステムを採用しています。
また、砂浜によっては、足がもぐってしまうほどの柔らかい砂もあるため、タイヤを大きくしました。そして荷重を分散するため、タイヤは合計4本。どんな悪条件の砂浜でも一人で運べるようになりました。今では15年前に考案されたパーフェクター方式は他のカートップボートにも利用されてきています。


2輪式タイヤ (後部タイヤ)
〜カートップ時の使用方法〜
*船を車に乗せる時はこの逆です。

1, タイヤはデッキ側の
 ソケットに差し込む
2, 滑らせながら下ろす 3, 船首も下ろす 4, 片舷を上げる
5, デッキ側から船底側
 のソケットに差し替える
6, 船をかえす 7, もう一方のタイヤ差し替え 8, 後部2輪タイヤセット完了


前輪ドーリー 〜4輪式で船を運搬、またエンジンだけの運搬にも〜

 

2輪式タイヤと使用すれば4輪方式で船を運びます。
また、[左写真]のようにエンジンだけを運ぶこともできる2WAYの優れものです。

[特徴]
・エンジンの取り付け位置が低いため重心が低い。
・傾斜地・柔らかい砂浜・悪条件な道でもスピーディーに運べます。
・前を向きながら楽な姿勢で片手で運べる。


水辺の上架

〜波のある時の上陸方法〜
出航時は静かな海でも、帰航時は大波になっている時もあります。そんな時はタイヤは付けず、エンジンをチルトアップして(浜に乗り上げてもプロペラが砂に擦らない程度)船首を上げた姿勢で全速で波に乗って突っ込みます。そしてすばやく船から降り、次の波を利用して少しづつ引き上げ、波の心配のないところでタイヤを片方づつ取り付け、前輪ドーリーを引っ掛け、陸に引き上げます。

〜条件の悪い浜辺〜
波打ち際の砂は柔らかく、段差になっているところもあります。そのようなところでは砂にタイヤはどんどんもぐり込み、動かすことが難しくなります。

PFが採用するタイヤ方式の利点は、タイヤが潜りはじめるとキール部が砂に乗り、それ以上は砂に潜り込まなくなります。その状態からはキール部の滑り運動を利用し引き上げます。 


[左写真]キールバンド