装備〜成長の過程〜 

 スパンカー  フィッシングコントローラー 回転イス  バラストタンク  
パーフェクトシーアンカー 発電装置付きエンジン


 アンカーがうてないようなポイントでも、釣りができるように・・・

パーフェクターのデビューは1984年。 当時、カートップボートにスパンカーを装着して釣りをするというスタイルはなく、ほとんどの船が近場でアンカーリングか定置網に舫って釣りをしていました。
 
PFは近場や湾内だけではなく沿海にも出て乗合船と同等な釣りができる船をつくることを目標にしました。



 スパンカー
まず最初に船の大きさに見合ったスパンカーを装着しテストしました。船は風に立ちますが、エンジンのアイドリング時の推進力よりも弱い風になってしまうと、どんどん前に進んでしまい慌ててギヤをニュートラルに。その数秒後には後ずさりし、またすぐにギヤを前進に。その繰り返しで釣りに専念することなどできませんでした。

この問題を解決すべく色々なエンジンの推進力制御装置を試作、スパンカーとのバランステストを繰り返し、1年後に理想の形が見えてきました。これがフィッシングコントローラーです。

フィッシングコントローラー(推進力制御装置) 
風力に合わせて船の前進を止める装置として、1990年にパーフェクター13から世界で初めて生まれました。
これはプロペラの推進力をロープ1本で調整できるもので、片手で操作でき、小刻みなポイントの変更の船の移動もアクセルをふかすだけで可能です。
この装置がないと、いくらスパンカーを装着しても釣りに専念することができません。
また、優秀なスタビライザーにもなり、すばやくプレーニングへ移行できる副次的効果も得られます。

回転イス
手前船頭(釣り人でもありながら操船者でもある状態)での釣りが行えるように、カートップボートでは世界初の回転イスを採用しました。これにより操船席に座ったまま、フィッシングコントローラー及びスパンカーの調節が可能になりました。

バラストタンク
1名乗船時でも船首部を下げることで(参考:船形のページ)バランスのとれた浮き姿勢と安定した走りもできるウォーターバラストタンクを考案しました。
また、スパンカー性能をフルに引き出せる効果もあります。

<注入方法>
・操船席に座ったままで、イケス内のコックを開け必要量が入った時点でコックを閉めます。
・排水はコックを開けた状態で船を走らせることにより、負圧を利用し抜くことができます。

パーフェクトシーアンカー
どんな優れたスパンカーやフィッシングコントローラーを装備していても風と表層潮流の向きによっては、潮にのることが難しい状況もあります。そのような状況下ではシーアンカーが有効ですが、とかく上げ下ろしが面倒なものです。
「パーフェクトシーアンカー」は船首側へ移動することなく操船席に座ったままロープ1本で上げ下ろしが可能。冬の寒い時も手を濡らすこともデッキ内を水びたしにすることなく、まさにパーフェクトなシーアンカーです。
※必要以上に外径を大きくしていないため、強風時には向きません。
※船首が低い船には向きません。


                               
発電装置付きエンジン  
最近はGPS・魚探・電動リールは必需品になっています。1日2日と連釣となると余裕を持って大きめのバッテリーを持ち込まなければなりません。そこでPFでは8年前から充電装置エンジン内蔵式を取り入れています。
エンジンさえ回っていれば高い発電能力でGPS・魚探を使っていても余る程の発電力を持ち、小型電動リールくらいならばバッテリーは無くならず、いつも満タン。そのためボートへ積み込むバッテリーは小さなものでもOK。
カートップボートの行き着くところは荷物は少なく、軽く、シンプルに。